テンプルトンの名言「100%正しい人だけが分散不要」がFXの通貨ペア集中に刺さる理由
ドル円ロング、自信満々だった。ファンダもテクニカルも揃っている。レバレッジ12倍、5万通貨。「今回は間違いない」──そう思った翌朝、要人発言一つでチャートが崩れた。-67pips。33,500円。 あの夜、ふと目に入った言葉がある。 テンプ …
ドル円ロング、自信満々だった。ファンダもテクニカルも揃っている。レバレッジ12倍、5万通貨。「今回は間違いない」──そう思った翌朝、要人発言一つでチャートが崩れた。-67pips。33,500円。 あの夜、ふと目に入った言葉がある。 テンプ …

2024年の個人FXトレーダー6,800人を対象にした調査で、70%以上が「チャートの急変動を見て計画外エントリーをした経験がある」と回答している。興味深いのは、経験年数5年以上のトレーダーでもその割合が58%だった点である。FOMOは「初 …

深夜2時、スマホの画面を閉じた。 ドル円ロング3万通貨、-95pips。証拠金の28,500円が一夜で消えた。 ルールを守らなかった。感情的になった。取り返そうとして余計に傷を深めた。 画面を閉じても、頭が痛かった。眠れなかった。朝になって …

+87pips の含み益を見ながら、指が動かなかった。 「もう少し待てば100pipsいくかもしれない。ここで利確したらもったいない」 1時間後、相場は反転した。+20pipsになったところで、ようやく決済ボタンを押した。 (67pipsも …

2024年7月11日、ドル円は161.76円から一気に157円台へ急落した。財務省の為替介入だ。 あの日、ディーリングルームの空気を覚えている。155円台のロングを抱えたまま「戻る」と信じて159円、158円、157円と3回ナンピンした若手 …

「指が止まる」という不合理──行動経済学が暴く恐怖の正体 スーパーの試食コーナーで6種類のジャムを並べた場合と24種類を並べた場合、購入率はどちらが高いか。コロンビア大学のシーナ・アイエンガーが2000年に発表した実験の答えは、6種類の方が …

2022年10月21日、USDJPY 151.94円。32年ぶりの高値圏だった。 俺はそのとき、あるヘッジファンドのFXデスクでドル円のショートポジションを抱えていた。150円台でショートを積み始め、151.50を超えたあたりで含み損は膨ら …

75%の人間は「見える正解」を捨てる──社会的証明の認知構造 1951年、社会心理学者ソロモン・アッシュはきわめて単純な実験を行った。被験者に3本の線分を見せ、基準線と同じ長さのものを選ばせる。正解は一目で分かる。小学生でも間違えない。 と …

「我慢」は美徳か──行動経済学が暴く文化バイアスの構造 リチャード・ニスベット(ミシガン大学)の文化心理学研究によれば、東アジア圏の被験者は「状況の持続」を前提とした判断を下しやすい。西洋圏の被験者が「今この瞬間の合理性」で選択する場面でも …

臨床心理学者がトレーディングフロアに立った理由 トレード心理学の書籍は世に溢れているが、その大半は二つの類型に収まる。元トレーダーが経験則を綴ったもの、あるいは心理学者が外部から市場参加者を観察したもの。ブレット・N・スティーンバーガーの『 …