
FX兼業の罠──会議中もポジションが頭から離れない理由と境界の引き方
火曜日の14:30。役員会議の真っ最中だった。 部長が来期予算の話をしている。資料の3ページ目。でも、頭の中で回っていたのは別のグラフだった。朝6:15に入れたドル円ロング、156.20。今頃、いくらになっている? スーツの内ポケットでスマ …

火曜日の14:30。役員会議の真っ最中だった。 部長が来期予算の話をしている。資料の3ページ目。でも、頭の中で回っていたのは別のグラフだった。朝6:15に入れたドル円ロング、156.20。今頃、いくらになっている? スーツの内ポケットでスマ …

火曜日の昼下がり、子どもを学校に送り出したあとのリビング。PCの画面に表示された含み損は -47pips。ドル円1万通貨で、4,700円の損失です。 「あと10pipsだけ戻ってくれれば、損益ゼロで逃げられるのに」 マウスの上で、人差し指が …

X(旧Twitter)のタイムラインを開いた瞬間、画面が緑色に染まっていた。「ドル円、もう一段ある」「151円目前、押し目は買い」「FOMOで乗り遅れた」──スクロールしても、スクロールしても、買い目線の投稿が続く。 自分のチャートには、売 …

夕食の支度の途中、エプロンのポケットでスマホが震えた。ロスカット警告の通知音。 鍋の火を弱めて、洗面所に駆け込んでチャートを確認する。ドル円が一気に72pips逆行していて、1万通貨だから含み損は7,200円。心臓の音が、リビングのテレビの …

午後2時の会議室。プロジェクターの光、課長の声、配布資料をめくる音。でも、頭の中ではドル円のチャートだけが動いている。朝7時に149.20円で入れたロング、今いくらだろう。+15pipsで微益?それとも、また-32pipsまで戻った?ポケッ …

4月28日の夜、佐藤さん(仮名・38歳・兼業)はリビングのソファで、スマホの画面を見つめていた。ドル円ロング1万通貨、+18pips。普段なら迷わず利確する水準。 でも、今週末から9連休が始まる。 「このまま持ち越せば、連休明けに …

25日、20時過ぎ。会社帰り、コンビニのATMの前でスマホを開いた。給料が振り込まれている。先月のFXは-8万円。「今月で取り返せる」──その一言が頭の中で反響する。電車の中で、もうFX口座への振込画面を開いていた。30万、と入力してみる。 …

深夜1時。ドル円のチャートを見ながら、マウスカーソルが損切りボタンの上で固まっている。-43pips、1万通貨で4,300円の含み損。証拠金維持率は580%、まだ余裕はある。「ここで切れば確定する」「あと10pipsだけ待てば戻るかもしれな …

記事を作成します。 --- title: "FXの含み損を誰にも言えない──面子が損切りを止める心理" date: "2026-05-01T10:00:00+09:00" slug: …

金曜日、22:35。雇用統計の発表後、ドル円のショートが-47pips。「予想と逆に動いた、それだけの話」と頭では分かっている。なのに、マウスを置けない。 「このまま終わったら、今週マイナスだ」──気づけば、今度はロングを倍ロットで入れてい …