
FXがギャンブルになっている日──トレード依存症の早期サインと脳の報酬回路
2022年10月21日、日本時間23時40分。財務省が為替介入を実行し、USD/JPYは151.94円から146円台へ約600pips急落した。あの夜、SNSのFXコミュニティは阿鼻叫喚だった。ロスカットされた報告が続々と上がる中、ある投稿 …
FXトレーダーのメンタル習慣と思考法。勝ち続けるトレーダーが実践する心理的戦略を科学的根拠に基づいて解説します。

2022年10月21日、日本時間23時40分。財務省が為替介入を実行し、USD/JPYは151.94円から146円台へ約600pips急落した。あの夜、SNSのFXコミュニティは阿鼻叫喚だった。ロスカットされた報告が続々と上がる中、ある投稿 …

スーパーマーケットで面白い実験がある。 被験者に「有機野菜は健康に良いか?」と意見を聞いた後、自由に情報を集めてもらう。「良い」と答えた人は有機野菜の利点を報じた記事を平均7.2件読み、リスクを指摘した記事は1.8件しか開かなかった。「良く …

25日の朝、銀行アプリの通知。「給与として28万4千円が振り込まれました」。 指が勝手にFXアプリを開く。口座残高3万2千円。先月入れた5万円が1万8千円溶けた勘定になる。入金画面を開き、「50000」と打つ。いや、今月こそ取り返さねば …

2019年1月3日、午前7時33分。 ドル円が108円台から104.87円まで、わずか数分で崩落した。フラッシュ・クラッシュ。正月休みで流動性が枯渇した市場を、アルゴリズムの連鎖売りが襲った瞬間だった。 あの朝、俺は東京のディーリングルーム …

2024年の個人FXトレーダー6,800人を対象にした調査で、70%以上が「チャートの急変動を見て計画外エントリーをした経験がある」と回答している。興味深いのは、経験年数5年以上のトレーダーでもその割合が58%だった点である。FOMOは「初 …

「指が止まる」という不合理──行動経済学が暴く恐怖の正体 スーパーの試食コーナーで6種類のジャムを並べた場合と24種類を並べた場合、購入率はどちらが高いか。コロンビア大学のシーナ・アイエンガーが2000年に発表した実験の答えは、6種類の方が …

75%の人間は「見える正解」を捨てる──社会的証明の認知構造 1951年、社会心理学者ソロモン・アッシュはきわめて単純な実験を行った。被験者に3本の線分を見せ、基準線と同じ長さのものを選ばせる。正解は一目で分かる。小学生でも間違えない。 と …

「我慢」は美徳か──行動経済学が暴く文化バイアスの構造 リチャード・ニスベット(ミシガン大学)の文化心理学研究によれば、東アジア圏の被験者は「状況の持続」を前提とした判断を下しやすい。西洋圏の被験者が「今この瞬間の合理性」で選択する場面でも …

2024年10月31日、日銀会合後のドル円。植田総裁の会見が始まった14時30分、レートは152円80銭付近を漂っていた。ある個人トレーダーのモニターには移動平均線3本、MACD、RSI、ボリンジャーバンド、一目均衡表が並んでいた。20MA …

「トレード日記をつけなさい」──FXの世界で、これほど繰り返されるアドバイスも珍しい。 そしてこれほど無視されるアドバイスも珍しい。 テキサス大学のペネベイカー教授の研究チームが2,000人以上の被験者データを分析した結果、感情的な経験を書 …