
FXの分析麻痺──インジケーターが多いほど勝てなくなる心理の正体
朝5時45分。コーヒーを淹れる前に、スマホでドル円のチャートを開く。MACDは上向き。RSIは58。ボリンジャーバンドのミドルを抜けた。一目均衡表の雲は下にある。20MAと75MAはゴールデンクロス寸前。──と、ここでストキャスティクスが売 …

朝5時45分。コーヒーを淹れる前に、スマホでドル円のチャートを開く。MACDは上向き。RSIは58。ボリンジャーバンドのミドルを抜けた。一目均衡表の雲は下にある。20MAと75MAはゴールデンクロス寸前。──と、ここでストキャスティクスが売 …

22:30、NYセッション直前。ノートPCを開いて、米指標発表の30分前にUSDJPYへエントリーした。1万通貨、損切りは-47pips。指の位置まで決めてあった。 数分後、レートは予想と逆へ動いた …

朝9時。子どもを学校に送り出して、洗濯機の音を聞きながら、ダイニングテーブルでパソコンを開きます。ドル円は148.20円。昨日のロングは-32pips、含み損3,200円。 「あと10pipsだけ戻れば建値なのに…」 ふと、引き出しの食費封 …

深夜23時すぎ。NY時間のドル円、-47pips。1万通貨だから4,700円の損失だ。指がストップ注文ボタンの上で固まっている。「ここで切ったら、損失が確定する」──そう思った瞬間、お腹の奥がきゅっと縮む。切れない。でも、放っておけばもっと …

火曜日の14時07分。ドル円は156.18-156.32の14pipsレンジで、もう4時間動いていない。チャートを開いて、閉じて、また開く。指がエントリーボタンの上で止まる。「とりあえず1万通貨だけ、5pipsでいいから」──頭の中で同じ声 …

深夜0時。ドル円のチャートを閉じて、ノートを開いた。さっき決済したロング、+12pipsで利確。本当は+30pipsまで伸びた。ペンを握ったまま、5分が過ぎる。 「…何を書けばいいんだろう。」 そう呟いて、ノートを閉じた。これ …

「ロスカット執行」──スマホの通知音で目が覚めたのは、深夜3時27分のことだった。 ドル円が瞬間的に2円飛んだ。何が起きたのかも分からないまま、口座残高を見る指が震える。-78pips?いや、もっとだ。証拠金維持率の警告音が、いつもより冷た …

深夜1時48分。ドル円のチャートを見ながら、含み損-47pipsの数字をじっと見つめている。1万通貨で4,700円の損失。証拠金10万円の4.7%。 頭では分かっている。「ここで切ればまだ立て直せる」。指がマウスの上にある。なのに、決済ボタ …

なぜ『投資家マインド』のままだと損益が安定しないのか 「あと10pipsで利確だったのに」「もう少し耐えれば戻ると思ったのに」——月末に自分のトレード履歴を開いたとき、こうした独り言を何度つぶやいたか思い出してほしい。多くの個人トレーダーが …

なぜ「次のブラックスワン」を言い当てようとする発想そのものが危険なのか ブラックスワンを「予測」しようとする思考そのものに、トレーダーを破綻に導く罠が潜んでいる。ナシーム・タレブが2007年の著書で提示した定義によれば、ブラックスワンとは「 …